浄の池の魚類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:05 UTC 版)
「浄ノ池特有魚類生息地」の記事における「浄の池の魚類」の解説
浄の池の異魚と呼ばれていた魚類は、オオウナギのように今日でも生息地が天然記念物に指定されているものもあれば、他所の海域や汽水域で普遍的に見られるものも含まれている。しかし通常は亜熱帯から熱帯を主な生息域とするこれら複数種の魚類個体群が、浄の池のような極めて狭い淡水域に生物群集を形成していたことは珍しいことであり、それに加え当池が個人所有地(浄円寺所有)でもあったことから今後の土地利用改変を抑止する意味も含め、調査を担当した黒田は天然記念物指定の必要性を報告書で述べている。 「浄の池の異魚」と呼ばれた5種の魚類について下記で解説する。ここでの記述は当時の生物学調査の研究史的な意味として捉え、1921年(大正10年)に作成された調査報告書を元に記述を行う。したがって今日の生物分類、魚類学観点とは異なるものも含まれている。各種毎冒頭で太字で示した、学名、和名、方言名は原文ママとし、本文中の読み仮名の一部は現代仮名遣いで表記した。 なお、異魚5種のモノクロ写生図(各2点)およびモノクロ写真(各1点)は、当時の浄の池(茶屋)が発行した絵葉書の画像である。
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