活動開始・目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:16 UTC 版)
「Act Against AIDS」の記事における「活動開始・目的」の解説
「エイズという怖い病気が出てきた。感染すると必ず死んでしまう」「感染者に触れるだけでうつってしまう」といった当時流れていた新しい病に対する無知から生じた誤解と偏見をなくし正しい知識を広めることを目的に、1993年に俳優の岸谷五朗・寺脇康文が発起人となり、音楽業界やゲーム業界を中心に、ミュージシャン、俳優、タレント(主に岸谷・寺脇の所属事務所である、アミューズ所属者やその友人)らが集まり無償で出演するコンサートイベントとして開始された。以来27年間、AAAは、講演会、フリーマーケット、小学生・中学生・高校生も加わり(学校の文化祭や授業など含む)、「エイズについて考えよう」「エイズをもっと知ろう」「エイズについて出来ることをしよう」と、多岐に渡る活動がなされていた。 2007年以降は三浦春馬が活動に積極的に参加、岸谷五朗や寺脇康文の意思を受けつぎ、2016年以降は正式にメイン(MC含む)として活動した。また、三浦は仕事で多忙な合間をぬって、2014年・2016年・2017年の3回に渡りラオ・フレンズ小児病院へ視察を行った。 なお、AAAのポスターを最初に描いたのは画家のキース・ヘリング(自身もHIVで亡くなった)。この“患者の肩を左手で抱き、右手で握手をする健常者”のイメージはかつてAAAのロゴとして使われていた。 AAAコンサートイベント中盤、毎年恒例となっているAAA報告のコーナーでは、MC(岸谷五郎・寺脇康文・三浦春馬)が、集められたチケット代でどのような活動ができたのかを報告している。収益報告は公式Twitterからも周知されている。収益金は国内外のHIV感染者・患者への支援やエイズ基礎知識の啓発資料の制作費などにあてられ、26年間25ステージのトータルで、2億9224万1690円を寄付。
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