沙芽の皇子の警備隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 08:03 UTC 版)
「SILVER DIAMOND」の記事における「沙芽の皇子の警備隊」の解説
金隷が辺境警備隊(へんきょうけいびたい)として辺境の地へ飛ばした、名前に数字をつけられた「数字の子」と呼ばれる集団。飛ばされた当時は多くの妖芽がおり、数字の子らはその餌として捨てられた。羅貫たちと出会ったことで辺境警備隊としての役目を捨て、「沙芽の皇子の警備隊」になる。宮(みや)によって全員数字の名前を変えている。 名前に数字をつけられるのは、使えない人間として余分な数を数えるためであり、数字をつけられた子供は殺されることは無いものの大義名分により口減らしされる。 主匪(かずひ) 25歳。警備隊のリーダー格で最年長。本名は、灯野一灯(とうの かずひ)。数字の子らが飛ばされてきた時には、すでに流れ者の山賊して辺境の地で暮らしていた。第三の目を持っていたために数字の名を付けられ、灯野一族に捨てられた。捨てた母親を恨んでいたが、母にお守りとして渡された首飾りに入っていた種に羅貫が触れたことで「灯の花」が咲き一族の名前と繋がるお守りであったことを知る。灯二とは兄弟。 宮(みや) 24歳。本名は、夜橋三夜(よるばし みや)。宮処にいる夜橋夜明(よるばしよるあき)とは双子の兄弟で容姿は瓜二つ。双子のうち宮だけが数字の子として隔離されていたため、夜明との面識はほとんどない。文字オタクで名前の漢字を当てはめたりするのが得意。 可岸葎可の一件で夜明に対してかなりの怒りを感じている。 鬨士(ごうし) 24歳。主匪よりも年は下だが、精神年齢的に一番年上。苦労人。 秋市(あきいち) 年少組。主匪に反発していたが、羅貫達と出会い主匪の考え方を理解し、うちとける。 その他の警備隊 夕吾(ゆうご)、深鳴(みなり)、伍葉(ごよう)、敦仁(あつひと)、倡嗣(しょうじ)、史塋(しえい)、西南(にしな)、彌式(やしき)、みつば、藤麻(ふじま)、淕楼(ろくろう)、左頼(さより)、柄光(えのみつ)、蓮士(れんじ)、恵司(けいじ)、巧見(たくみ)。 白河白琵(しらかわはくび) 白河一族は、宮処の中心に住む上流一族のひとつ。 白琵は白河の一人っ子で、甘やかされて育った。金隷に命じられ、羅貫達を殺そうとするが失敗。宮処へ帰ろうとしたが、沙芽の皇子の警備隊のところへと飛んでしまい、行動を共にすることになる。当初は「仲間とは自慢する為のもの」だと思っていたため、羅貫に「性格が悪い」と断言されてしまう。地下で見つけた「蛇紋(じゃもん)」という名の石を隠し持っていたが、自分が早く宮処に着きたいためと言いながら警備隊にも石の獣をつくった。羅貫たちと行動を共にしていくうちに次第に打ち解ける。羅貫と千艸、主匪と灯二を変なふうに勘違いしたり、勘違いしていると知りながら面白いからと警備隊に説明されずに放置され遊ばれている。 「ざくろ」とは、赤い石でできた石の獣で白琵の「友達」だったが、羅貫たちを襲ったため、千艸たちに倒され、最後はクロに混ざった石ごと食べられてしまった。 蛇紋 警備隊達が地割れに落ちたときに、白琵が手にした力のある石から作った生き物。警備隊達の血も混ぜて作ったので、彼らの言うことも聴く。名前をつける際には、宮が名前を考え警備隊の意見を取り入れた結果、暴走族兄弟的な漢字が与えられた。騎世士(きよし)、嵳飛使(さとし)、堊闘司(あつし)、告予詩(つよし)。
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