江戸期の泥めんこ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:18 UTC 版)
江戸時代には貝や木の実、絵銭・泥面などを用いた穴一遊びと呼ばれる遊戯があった。穴一遊びは地面に掘った小さな穴に貝などを投げ入れ穴に収めた者を勝ちとする遊戯である。天保年間には穴一遊びの遊具として泥面を用いることが広まっていた。泥面を用いた穴一遊びは明治中期に至るまで子供たちの間で根強く行われたが、明治時代には遊戯の名称が「めんこ」と呼ばれるようになった。 絵銭・面模・芥子面・泥面を用いた遊びは、後世になって泥めんこと総称されるようになった。 なお、泥めんこを用いた穴一遊びは石蹴り(地面に描いた図形に石を蹴り入れる遊戯)のルーツになったとも言われている。 泥めんこの流行時代は明治初期まで続いたが、鉛めんこの登場により衰退し、一部の地域における郷土玩具や寺社の土産物に残存するにとどまった。
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