かざみ【▽汗×衫】
読み方:かざみ
1 衣類に汗がにじむのを防ぐために着た単(ひとえ)の下着。あせとり。
2 平安時代以降、後宮に奉仕する童女が表着(うわぎ)の上に着た正装用の服。脇が明き、裾を長く引く。この服装のとき、濃(こき)の袴(はかま)に表袴(うえのはかま)を重ねてはく。
「—着たる人、いと若う清げなる、十余人ばかり物語して」〈落窪・二〉
かん‐さん【汗×衫】
読み方:かんさん
⇒かざみ(汗衫)
汗衫
汗衫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 00:25 UTC 版)
本来は下着のこと。現在は絽、紗、等の薄物で単と同様に仕立てた袿の一種。小袖と袴は共に濃紫になるが単は汗衫と共に明るい華やかな色彩になる。薄物で仕立てた細長の袍を指す場合もある。
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汗衫
「汗衫」の例文・使い方・用例・文例
- 汗衫という,昔の衣服
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