水蒸気から雲へとは? わかりやすく解説

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水蒸気から雲へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 21:36 UTC 版)

「雨」記事における「水蒸気から雲へ」の解説

地球の大気空気)は、場所により量が異なるが、水蒸気含んでいる。この水蒸気は、海洋や湖の表面地面からの蒸発植物からの蒸散などを通して供給されるのである空気中の水蒸気の量を表す身近な指標として相対湿度があり、通常は単に湿度と呼ぶ。相対湿度とは、空気がある温度気温)であるときに含むことができる水蒸気最大量(飽和水蒸気量)を100%とし、実際に含まれている量を最大量に対す割合表したのである例えば、気温25相対湿度50%空気には、1m3(=1000リットル)あたり11.4gの水蒸気含まれる空気相対湿度増して100%達することを飽和という。空気は、何らかの要因によって冷やされることで飽和する飽和した空気では、水蒸気凝結して微小な水滴形成する。これがである。 先の例に挙げた25相対湿度50%空気1m3を考える。この空気には11.4gの水蒸気含まれる。これを10まで冷却すると、10飽和水蒸気量は9.3g/m3なので、11.4 - 9.3 = 2.1g分が凝結し水滴となることが分かる空気冷却して飽和させるプロセスは、主に断熱膨張による冷却である。断熱膨張とは、上空いくほど気圧が低いため、空気持ち上げられ気圧が下がると膨張し同時に冷却されることを言う。大気対流気団同士衝突前線)などの大気大規模な運動、また気流が山にぶつかったりするような物理的障害によって起こる。このほかには、例え暖かい空気冷たい海面に触れたり空気熱放射として宇宙向かって赤外線放射したり(冬の晴れた夜間に起こる放射冷却としてよく知られている)、降雨時の雨粒蒸発の際に潜熱奪い周り空気冷やしたりするプロセスがある。

※この「水蒸気から雲へ」の解説は、「雨」の解説の一部です。
「水蒸気から雲へ」を含む「雨」の記事については、「雨」の概要を参照ください。

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