死球に関するエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 23:57 UTC 版)
「グレッグ・ラロッカ」の記事における「死球に関するエピソード」の解説
死球の多い選手として知られており、2007年に受けた28死球は1シーズン最多死球の日本記録である。広島時代の2004年とヤクルト時代の2006年にも年間20死球以上を記録しており、2010年までの7シーズンで3度のリーグ最多死球、歴代13位にあたる通算109個の死球を受けている。この間の1被死球あたりの打席数は約21.8(2375打席・109被死球)で、歴代最多被死球の記録をもつ清原和博の48.0打席で1被死球(9403打席・196死球)の2倍以上のペースで死球を受けている。常にボールに向かって打ちにいく打撃スタイルであるため、内角の厳しいボールが来ても避けない事が多く、それが死球を誘発している原因と考えられる。オリックス移籍時に清原について記者から質問された事があったが、その際「彼と死球の数で勝負しようか」と語っている。 2007年は前半戦だけで20個の死球を受けた。オールスターゲーム前に「さすがにオールスターでは死球はないだろうね」とコメントしたが、第1戦の第1打席で上原浩治から死球を受けた。すっぽ抜けのカーブでダメージも少なかったためか、両手を拡げて健在をアピールし、ファンの笑いを誘った。9月17日の対千葉ロッテマリーンズ戦(京セラドーム大阪)で清水直行からシーズン25個目の死球を受け、岩本義行の持つ日本記録を更新した瞬間は観客に向かって手を振り、マウンド上の清水にも一礼した。オリックス球団営業部では“痛い偉業”をたたえて、死球新記録グッズの開運袋「当てたロッカ」を発売した。同年の年俸交渉では、前例の無い「死球数でのインセンティブ」を希望していることが判明。年俸のアップ幅の中には死球による怪我の「治療費」まで盛り込まれた。
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