歴史的背景と曲の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/05 07:37 UTC 版)
「サヴォイでストンプ」の記事における「歴史的背景と曲の構成」の解説
この曲のクレジットは、ベニー・グッドマン、チック・ウェッブ(英語版)、エドガー・サンプソン、アンディー・ラザフの連名になっているが、実際に作曲したのはウェッブの楽団のサクソフォーン奏者であったサンプソンであった。ウェッブとグッドマンはそれぞれインストゥルメンタル曲としてこれを録音し、グッドマンのものが最大のヒットとなった。歌詞は、人気作詞家であったアンディー・ラザフによって後から追加されたものである。 グッドマンの1936年のバージョンは、8小節を4つ重ねた32小節のA-A-B-A形式をとっていた。Aの部分では、「Db6→Ab9→Db6→Ddim→Ebm7→Ab7→Db→Db」のコード進行となる。また、Bの部分では、「Gb9/G9→Gb9→B13/F#m6→B13→E9/F9→E9→A13→Ab9b」のコード進行となる。また、テンポはやや早めで演奏される。 ウェッブ楽団の録音は、1934年にチャートの10位まで上昇した。2年後、この曲は、それぞれオジー・ネルソン(英語版)と、ベニー・グッドマンによる録音で、チャート入りした。以来、ジャズのスタンダード曲となったこの曲は、ジュディ・ガーランド(1936年)、チャーリー・クリスチャン(1941年)、アート・テイタム(1941年)、クリフォード・ブラウンとマックス・ローチ(1954年)、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロング(1956年)、ジム・ホール(1957年)、アーマッド・ジャマル(1958年)、アル・ハート(英語版)(1961年)、サラ・ヴォーン(1964年)、ニッキ・ヤノフスキー(ハービー・ハンコック、ウィル・アイ・アムとともに)(2007年)など、何百回も録音されてきた。
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