歴史・校名の由来
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「聖心ウルスラ学園聡明中学校・聖心ウルスラ学園高等学校」の記事における「歴史・校名の由来」の解説
聖心ウルスラ学園の名称に使われている「ウルスラ」・「聖心」という言葉は、西欧における聖ウルスラ崇敬の長い歴史が背景にある。 イタリア・ローマに本拠を持つ「聖心のウルスラ宣教女修道会(Orsoline Missionarie del Sacro Cuore、みこころのうるすらせんきょうじょしゅうどうかい)」は、16世紀に、パルマ市において、貧しい少女の生活と教育を支援するためのキリスト教的な慈善活動を行っていたヨハネ・ヴァイラの活動に淵源する。聖心のウルスラ宣教女修道会は、1575年に創立され、女子学生の守護聖人としても知られる処女殉教者聖ウルスラを保護者として、その使徒的ありようを理想として仰ぎ修道活動を400年に渡って行ってきた。 創設当初よりイエズス会と密接な関係を持ち、聖イグナティウス・デ・ロヨラの霊的精神の影響の元にあった。修道会は極東に活動を展開させ、中国にも支部を置いたが、1952年2月、イタリアの修道女4名が中国より追放され、結果的に日本に訪れ、ここに日本にも修道会の基礎が置かれることとなった。活動拠点は福岡市に置かれ、更に宮崎県延岡市に「学校法人聖心ウルスラ学園」を設立し、1955年2月に学園の前身となるカトリック学園を開校した。 福岡市に本部修道院を置く「聖心のウルスラ宣教女修道会(日本)」は、「学校法人聖心ウルスラ学園」を通じて、聖心ウルスラ学園聡明中学校及び聖心ウルスラ学園高等学校と並んで、「聖心ウルスラ学園短期大学」、「聖心ウルスラ学園付属幼稚園」、「聖心ウルスラ幼稚園」等も運営している。 「聖心のウルスラ宣教女修道会」は、日本以外にも、中国、フィリピン、オーストラリア、台湾にも支部修道院を備え、宣教活動と教育活動を行っている。
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