正阿弥派
阿弥を号す美術・芸能に秀でた者に能楽の観阿弥・世阿弥、水墨画の能阿弥・芸阿弥、生花の立阿弥・台阿弥、面打ちの僧阿弥、医者の寿阿弥そして、鍔工の正阿弥などがいる。室町時代の文化人に阿弥号を名乗るものが多いのはこの時期、庶民の芸術への直接参加が盛んになったことと関系があるといわれている。しかし、平民階級がそのままの身分で貴族階級と同席することはやはり抵抗があったと思われる。そこで、教養を身につけ一芸に秀でた者は僧籍に当たる阿弥という身分になって貴族と対等の交友を持ったのである。正阿弥一派は足利義政側近の阿弥衆に由来した一門で京都を中心として大いに栄え、金の布目象嵌を施した華やかな作柄に特徴がある。
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