波兎図鐔とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 刀装具一覧 > 波兎図鐔の意味・解説 

波兎図鐔

尾張国大野
江戸時代初期
縦74.9ミリ70ミリ
切羽厚さ6.2ミリ
泥障木瓜肉彫地透
上製落込桐箱
鑑定書(大野)
上の幅に比して下幅が狭いという、常に見られる形とは異なった泥障形とでも言うべきであろうか、この鐔を装着した拵の様式に関して興味広がる珍しい造り込み厚手肉取りは大野(おおの)らしく武骨な趣を漂わせ表面施され槌目地鉄鐔が持つ素材とその質感愉しむ好適意匠化され立浪波頭そのまま小柄笄の穴とされて作者優れた感性窺え切羽台の下には腕抜緒の穴が設けられ実用に即した利器としての側面をも感じとることができる。波に兎とは攻守において迅速なることと飛躍を表わし、武将好まれ図柄であるが、切羽台上部にちょこんと乗っている兎は、後ろ姿が殊のほか愛らしくいかなる意味が付加されいたものであろうか、思い広がる
波兎図鐔
波兎図鐔



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「波兎図鐔」の関連用語

1
100% |||||

波兎図鐔のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



波兎図鐔のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
銀座長州屋銀座長州屋
Copyright (c)1998-2024 Ginza Choshuya Co.Ltd. All rights reserved

©2024 GRAS Group, Inc.RSS