正規導入(2012年7月〜)
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「ゴールライン・テクノロジー」の記事における「正規導入(2012年7月〜)」の解説
2012年7月5日、IFABはGoalRefおよびホークアイを原則的に承認し、サッカー競技規則を改定してプロの試合で使用できるようにした。また使用ライセンスは個別のスタジアムに応じて12ヶ月単位で発行されることが決定した。2012年7月5日のIFAB特別会合では同時に、2011-12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ及びUEFAヨーロッパリーグ、2012年欧州選手権で試験導入されたゴール脇に1人ずつ置く追加副審採用も決定した。GLT及び追加副審に関しては、2013/2014年版サッカー競技規則から記載されている。 2012年12月、FIFAクラブワールドカップ2012においてGoalRefとホークアイを使用することが発表された。GoalRefは2012年12月6日、横浜国際総合競技場で行われたFIFAクラブワールドカップ2012開幕戦サンフレッチェ広島対オークランド・シティ戦で、ホークアイは豊田スタジアムで史上初めて公式戦で運用された。大会中はGLTが必要な微妙な場面は無かったが、関係者の評価は高かったという。 アフリカネイションズカップ2013(2013年1月19日開催)は、クラブW杯でのGLT初導入からの期間が短すぎるという理由で当初GLT導入する予定を変更し不採用となった。 2013年2月25日、FIFAは、2005年9月のU-17世界選手権(現U-17W杯)で世界で初めてテストされた「カイロス」社の磁場式GLT(以下「カイロス」)を3番目のGLTとして認可した。 同年3月1日、FIFAは独の企業が開発したカメラ式GLTの「ゴールコントロール4D」を4番目のGLTとして認可した。会場の設置費用は、スタジアム1ヶ所あたり推定26万米ドル(約2548万円)。運用費用は1試合あたり4000ドル以下。2013年4月7日、FIFAは、現在4つあるGLTのうち、4番目に認可した「ゴールコントロール4D」をコンフェデレーションズカップ2013で採用すること、そして、コンフェデ杯での成果によってはブラジルワールドカップ2014でも続けてゴールコントロール4Dを採用すると発表した。 FIFAコンフェデレーションズカップ2013ではGoalControlという、前述の二つとはまた別のシステムが部分的に運用された。これはそれぞれのゴールに向けられた14台のハイスピードカメラを使用した視覚ベースのシステムで、2014 FIFAワールドカップでの運用を想定しそのテストが実施された。
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