正式な学校としての鉄道教習所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/11 02:13 UTC 版)
「鉄道教習所」の記事における「正式な学校としての鉄道教習所」の解説
1939年(昭和14年)、勅令第617号鉄道教習所官制により、教習所制度は一気に拡大した。鉄道省の部内組織から大臣官房養成科直属の独自の官制による正式な官立学校となった。東京、大阪、名古屋、門司、仙台、札幌の教習所に普通部が復活した。専修部も拡大された。 学科は 駅員車掌科 電信科 信号操車科 運転高等科 機関士科 機関助士科 検車科 電気機関士科 電気機関助士科 電車運転士科 土木高等科 工事科 保安科 線路科 工場作業科 車電科 電気科 通信機科 電気保安科 の計19学科で構成された。 1940年(昭和15年)には全鉄道教習所を青年学校の過程と同等以上に認定され、東京鉄道局教習所専門部は徴兵猶予が認められ、配属将校も置かれるようになった。 1943年(昭和18年)には樺太、新潟、広島の各鉄道局にも教習所が設置された。札幌、広島の教習所には船員養成所を附設した。 1945年(昭和20年)には四国と三島にも教習所が設置された。1946年(昭和21年)には三島、大阪の教習所に専門部を増設すると同時に各専門部、中等部(普通部を改称)の教習期間を3年に延長した。同年文部省から中等部は専検指定を受け、専門部は旧制専門学校として認定を得るとともに旧制高校高等科、大学予科と同等以上と認定された。
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