歌集「乳房喪失」の出版とは? わかりやすく解説

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歌集「乳房喪失」の出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 06:13 UTC 版)

中城ふみ子」の記事における「歌集「乳房喪失」の出版」の解説

6月22日合計58行われた肺への放射線治療終了した。この日、ふみ子木野村英之介に別れの手紙を書いている。木野村札幌医科大学附属病院入院中のふみ子をしばしば見舞っていた。手紙の中でふみ子これまでの感謝伝えとともに木野村にいい結婚をして幸せになって告げた6月20日には出る予定であった歌集刊行遅れていた。6月下旬ふみ子病状急変し高熱発し容体悪化していた。容体悪化したふみ子のもとには子どもたち駆け付けた。別夫、中城博の家で育てられていた末っ子の潔もやって来た。ふみ子の歌友たちは何とかして生きているうちに歌集を手に出来るよう、東京電話掛けて催促した6月27日、ようやく印刷終わったばかりの歌集ふみ子の手もとに届いたふみ子は早速中井宛に感謝電報送っている。 翌28日中井ふみ子宛に手紙書いた歌集出版遅れてしまったことの謝罪から始まる手紙は、関係者各位には本を送ること、そして改めふみ子の歌を信じることを表明し間違っているのは歌壇風潮の方であると断じ、更にふみ子生きてなくちゃいけないと呼びかけていた。 病状差し障ることを恐れた中井返事無用であると書いていた。ふみ子中井言葉に従わなかった。早速、少しでも長く生きてわたくしの大切なあしながおぢさん」のためにいい歌をつくらなくっちゃと返信送った険悪だった病状はこのときはある程度持ち直しとりあえず生命の危機脱した。 「乳房喪失」の発売7月1日開始された。初版800であった伝えられている。話題女流歌人中城ふみ子歌集ということもあって売れ行き好評で、最終的には8版を重ね総計1万部を増刷した。

※この「歌集「乳房喪失」の出版」の解説は、「中城ふみ子」の解説の一部です。
「歌集「乳房喪失」の出版」を含む「中城ふみ子」の記事については、「中城ふみ子」の概要を参照ください。

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