歌舞伎舞踊の粋とは? わかりやすく解説

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歌舞伎舞踊の粋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 15:37 UTC 版)

娘道成寺」の記事における「歌舞伎舞踊の粋」の解説

娘道成寺』は、舞に華麗さ品格の高さが要求されるのみならず1時間以上をほとんど一人踊りきるので、芸の力と高度な技術加え、相当の体力が必要となる。 歌舞伎舞踊頂点をなす作品で、過去多く名優がこれをつとめてきた。初演以後は、三代目坂東三津五郎四代目中村芝翫九代目市川團十郎五代目中村歌右衛門六代目尾上菊五郎七代目坂東三津五郎六代目中村歌右衛門七代目尾上梅幸などの名優がつとめ、現在では七代目尾上菊五郎十八代目中村勘三郎四代目坂田藤十郎五代目坂東玉三郎が得意としている。 成駒屋では五代目中村歌右衛門がこれを当り役として以来一門の歌右衛門芝翫福助襲名披露興行で必ず出す演目となっている。 「劇聖」と呼ばれた九代目團十郎は、立役ありながら十代の頃は『娘道成寺』を毎日踊ることを日課としていた。後に本人は、この踊りには踊り要素のすべてが入っており、所作基礎訓練には格好教材だったからだと述懐している。また、六代目五郎も『娘道成寺』で多く評価得たが、本人まだまだ不本意だという感が常にあったらしく、死去するさいの辞世の句「まだ足らぬ おどりおどりて あの世まで」の「おどり」は、この『娘道成寺』を指している。

※この「歌舞伎舞踊の粋」の解説は、「娘道成寺」の解説の一部です。
「歌舞伎舞踊の粋」を含む「娘道成寺」の記事については、「娘道成寺」の概要を参照ください。

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