次元冒険記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/17 04:20 UTC 版)
無名でスポンサーのつかないパフ・ダイナミック博士は、異次元流動機を発明した。それは無数の次元と繋がる能力を持ち、偶然、民話の次元に接続した。民話の世界はルーチン構造となっており、一度取った宝も、時間が経過すると再生されるのだった(『花咲か爺』の小判など)。 この仕組みで研究費を賄っていた博士だったが、逆に民話の登場人物がこちら側へ侵入、アクシデントで純という学生がオートバイで龍の子太郎を負傷させてしまう。龍の子太郎が現れないので龍が暴れ続け、都は大惨事となる。博士は巻き込まれた純に責任の一端があるとし、純にロボットを与え、自らも近代兵器を指揮、桃太郎や金太郎を仲間にして龍を倒すべく戦いを挑む。自らの研究資金確保のために。 龍を倒し、乙姫らを侍らせ、盛大な宴会を開いた純だったが、桃太郎、金太郎、一寸法師なども負傷。彼らの代わりに、おとぎ話の主人公を務めることになった。ルーチンワークに疲れた純はヒネた顔つきになり、「絵本の主人公も、顔がヒネているはず」と、読者に告げる。 しかし、作者の石川賢はその説を否定。「ただの空想」として民話の次元をミサイルで吹き飛ばす。すると、石川の頭部が中から爆発した。
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