標準時の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 17:32 UTC 版)
世界時計のもととなっている標準時(タイムゾーン)は、しばしば変更される。1995年に太平洋上の日付変更線が変更され、UTC+14の標準時が追加された。同様に、2011年12月よりサモアなどがUTC-11(夏時間実施中のためUTC-10)から、日付変更線も変更する形でUTC+13(夏時間実施中のためUTC+14)に変更されている。また、カラカスを含むベネズエラ標準時は、2007年よりUTC-4:30に変更された(2016年5月1日にUTC-4に変更された)。ロシア時間は、2010年、2011年、2014年、2016年と変更されて標準時の統合・再分割・区域変更、また夏時間の廃止なども実施され、たとえばモスクワの標準時は、現在UTC+3(夏時間無し)となっている。 コンピューターソフトによる世界時計機能ではタイムゾーン変更後の更新は比較的たやすいが、腕時計、置時計、建築物などの時計では、製造後ないし完成後に世界時計機能を更新・改造するのは費用等の面から困難が伴うか、あるいは構造上不可能となっている。このため、世界時計を利用する際には、特に上記の地域を含めて、利用したい地域の標準時の表示が正確かどうか、あらためて注意が必要である。
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