中央ヨーロッパ時間の使用に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 09:55 UTC 版)
「スペイン時間」の記事における「中央ヨーロッパ時間の使用に対する批判」の解説
世界初の24時間区分(Worldwide time zones)によれば、GMT-01:00に相当する帯に位置している西部の一部(ガリシアの約4分の3にあたる地域)を除き、スペイン本土はグリニッジ標準時が平均太陽時間帯に最も近いのだが、1940年以降中央ヨーロッパ時間(GMT+1:00)を使用している。当時は数年後に取り消される一時的な決定と考えられていたが、今現在も中央ヨーロッパ時間の使用が継続されている。 そのため、平均太陽時に基づいた時間と現在使用されている中央ヨーロッパ時間の差は、夏時間の期間には2時間にもなり、これがスペイン国民の食事時間及び睡眠時間が遅いという特徴的なスケジュールをもたらしているとしている活動家がおり、標準時へ復帰させることで生産性の向上に繋がり、かつ家庭と仕事をより良いバランスにするのに役立つとしている。 2013年9月、時間の合理化及び個人・家庭・職業生活とその責任の調整などを研究する小委員会(Racionalización de Horarios、Conciliaciónde la Vida Personal、Familiar y Laboral y la Corresponsabilidadによって構成される。スペイン下院による)はスペイン政府(英語版)に報告書を手渡すとともにGMTに標準時を戻すことを提案した[リンク切れ]。 小委員会は、この提案は生産性向上及び家庭・職場を含めた個人のスケジュールの調整を目的としており、標準時の変更は国民の生活に良い影響を及ぼすと考えており、政府もこの提案を検討している。
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