構造・部品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 16:48 UTC 版)
「フローサイトメーター」の記事における「構造・部品」の解説
装置は6個の主要部品からなっている。 フローセル 検体を含む液を包む鞘液(シース液)の流れが検体を整列させる。それにより粒子をビーム照射軸を通過させ、検出器で検出させる光を発生させる。フローセル内でビーム照射を行う形式と空中に射出した検体を含むシース液に照射するJIA(Jet in Air)形式の装置とがある。 光源 ランプ(水銀、キセノン)、水冷高出力レーザー(アルゴン、クリプトン、色素の各レーザー)、低出力空冷レーザー(アルゴン (488nm), ヘリウムネオン (633nm), ヘリウムカドミウム (UV)、ダイオードレーザー(青, 緑, 赤, 紫)、固体レーザーがある。 検出器 前方散乱光(FSC)・側方散乱光(SSC)、蛍光シグナルを検出する。前方散乱光用検出器としてはフォトダイオードが使用される場合が多く、その他は光電子増倍管が使用されることが多い。 シグナル増幅システム 直線的もしくは対数的にシグナルを増幅する。検出器のアナログ出力信号を増幅するものである。 アナログ→デジタル変換システム 検出器の出力信号はアナログ信号であるため、これを信号処理するためにはデジタルに変換することが必要である。これにはAD変換器が使用される。このAD変換器のビット数が多いほど測定データのダイナミックレンズが広い。 コンピューター シグナルを解析する。
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