極秋会の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 06:11 UTC 版)
秋光正(あきみつ ただし) 故人。極秋会創業者にして秋光家当主。秋光崇(タカシ)と聡の実父であり、タカシの戸籍上の祖父(義祖父)でもある。正嫡の孫・渉を救うべく臓器移植のための子供を作るべく真琴を妾にした上でタカシを生み出し、タカシに渉の世話をするよう命じた。 鈴原真琴(すずはら まこと) 環とタカシの母親。児童売春クラブ「プティシャトン」で飼われていた15歳の娼婦。秋光正により渉に心臓を提供する子供を産ませるべく身請けされて妾となり、1年後の16歳で琢磨の叔父・幾雄が院長だった英総合病院に入院していたが、タカシを出産した直後に死亡した。死後、受精卵を採取され、環の誕生のために利用された。 秋光渉(あきみつ わたる) 秋光家・極秋会の正統後継者だった青年。創業者である会長・正の正嫡の孫息子であり、タカシの戸籍上の父(義父)である聡の唯一の息子。タカシの甥であり、彼の戸籍上の兄(義兄)でもあるため、タカシからは「兄さん」と呼ばれている。先天性心臓疾患を抱えて生を受けたため、タカシに続いて「臓器提供者(ドナー)」として生み出された環の健康な心臓を移植された「臓器受給者(レシピエント)」である。病弱な身体と心臓の欠陥によりタカシの心臓を移植される予定だったが、体力が足りずに見送られたため、成長と共に不具合も大きくなり環の心臓を移植されても移植に適した時期を完全に逸してしまい、植物状態に陥ってしまう。生命維持装置で生かされているだけの死体も同然の状況が続いており、正の遺言に縛られているタカシの世話を受けることで生き続けることが可能となっている。 秋光聡(あきみつ さとし) 渉の実父。また、タカシの異母兄であり、彼の戸籍上の父(義父)でもあるが、タカシは「自身の叔父」と認識している。異母弟のタカシを自身の養子(戸籍上の次男)として引き取った経緯から、彼を蛇蝎のごとく忌み嫌っており、タカシが成人になるまで、異母弟兼養子に虐待を受けさせながら彼との同居生活を送った。後にタカシと付き合っていた梨世を手籠めしたことが災いし、タカシの策略に嵌り廃人と化した。
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