業界動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 00:04 UTC 版)
タッチパネルの世界シェアでは、日本と台湾が世界市場でトップを競っているが、静電容量方式で先行した台湾メーカーが主導権をにぎりつつある。メーカー別では台湾TPK社が業界最大手であり、2007年に静電容量方式を採用したiPhoneが発売されて以降、携帯電話へのタッチパネル搭載がトレンドとなり、そこから派生してデジタルオーディオプレイヤーやデジタルカメラへのタッチパネル搭載商品が発売されるなど、デジタル家電市場でにわかに注目を浴びており、今後タッチパネル市場は、拡大していくものと予想される。市場を牽引している携帯電話の分野では静電容量方式が主流となりつつある。富士キメラ総研の予測では、2009年には携帯電話で使用される割合で、静電容量方式が抵抗膜方式を追い抜くとしているが、需要に対して供給が追いついていない状況が続いており、現在価格は下げ止まり感がでている。静電容量方式では台湾のTPK(含むCando社)が強みをもっており対応可能なサイズは1インチ~42インチが可能なほか、当社の強みでもある、タッチパネルと液晶パネルとのダイレクトボンディングが業界一位の出荷実績をもち、今後ダイレクトボンディングの需要に対応する形で従来の液晶とタッチパネルの貼合方式を業界のトレンドが大きく変化してきている。空中に浮かぶ映像を触らずに操作するフローティングタッチディスプレイの開発も進行中である。
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