梅小路蒸気機関車内での動態保存から本線運転復活へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 14:03 UTC 版)
「国鉄D51形蒸気機関車200号機」の記事における「梅小路蒸気機関車内での動態保存から本線運転復活へ」の解説
長らく「SLスチーム号」用として、梅小路蒸気機関車館の構内運転用に動態保存されていたが、2014年10月17日、JR西日本は、「持続的なSL動態保存の体制の整備」というプレスリリースの中で、本機と同じく梅小路運転区に所属し、本線運転用として動態保存されていたC56 160を置き換えるため、本機の本線運転を復活させることを発表した。これは、「SLやまぐち号」の本務機であるC57 1が2005年(平成17年)から度々受けてきた大規模修繕の時期にC56 160も差し掛かり、検討が進められていたが、C56 160では山口線運転時に3両以上の客車を連結した際にDD51形などの補助機関車(補機)が必要になるため、C57 1と同等またはそれ以上の性能を有し、SLのみで単機運転ができる代替機が必要となったため、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}また、今後も「SL北びわこ号」として使用するために必要な保安装置ATS-Pを搭載した場合、テンダー機としては10㎥と少ない小形の炭水車の水容量がさらに減少し、航続距離が短くなるため、本線運転自体が困難になってしまうためである。[要出典]このため、大規模修繕の対象をC56 160から梅小路に収蔵されている本機に変更し、さらに本線運転用の改造を実施したうえでC56 160を置き換えるべく、本線運転を復活させることが決定した。主な用途として、2017年(平成29年)度以降にC56 160を置き換え、C57 1とともに、「SLやまぐち号」・「SL北びわこ号」の牽引機関車として使用される。同年7月には「幕末維新デスティネーションキャンペーン」の一環として、同年11月に山口線で復活運転することが発表された。
※この「梅小路蒸気機関車内での動態保存から本線運転復活へ」の解説は、「国鉄D51形蒸気機関車200号機」の解説の一部です。
「梅小路蒸気機関車内での動態保存から本線運転復活へ」を含む「国鉄D51形蒸気機関車200号機」の記事については、「国鉄D51形蒸気機関車200号機」の概要を参照ください。
- 梅小路蒸気機関車内での動態保存から本線運転復活へのページへのリンク