桜
読み方:さくら
桜
読み方:さくら
- 「作楽」ノ文字、一般ニ用ヰラルルモ、「さくら」ハ策略ヨリ出ヅル詞ナランカ、往々大道商人ナド呼売ヲナス者、人寄ノ中ニ同類ノ者アリテ客人ノ風ヲ装ヒ、先ンジテ之ヲ買需メ一般人ノ欲望ヲ唆カシ、或ハ其人寄ノ雑踏ニ乗ジ、見物人ノ油断ヲ窺ヒ携帯ノ金品ヲ窃取スルナド、之等ノ手段ヲ講ズル人物ヲ云フ。〔第二類 人物風俗〕
- 的屋仲間にて、客の中に混ぜて置く仲間のものをいふ。例へば路店商人が盛んに効能書を並べたてて居ると、客の中から「これは安い」とか、「なるほど良い品だ」など云つて客を装ふてその品を買ひ求める。すると一般の客も誘引されて買ふといふ方法である。〔犯罪語〕
- 〔的〕仲間のこと。客に化けた仲間の客引きのこと。「コツ」に同じ。
- 的屋仲間にて、客の中に混ぜて置く仲間のものをいふ。例へば路店商人が盛んに効能書を並べたてて居ると、客の中から「これは安い」とか。「なるほど良い品だ」など云つて客を装ふてその品を買ひ求める。すると一般の客も誘引されて買ふといふ方法である。
- 人を誘惑するために使ふおとり。
- 露店商人などが品物の購買心を誘ふやうに客の中に入れて置く自分等の仲間をいふ。
- 露天商人等が客の購買欲をそそる為に使ふ仲間を云ふ。例へば「ロクマ(易者)」が手相を占ふ時に客を装ふた「さくら」が群集の前にて自己の手相を占ひせしめ一々合鎚を打つて群集を信ぜしむる事等を云ふ。
- (一)香具師の顧客を装つて買ふ真似をする仲間。(二)馬肉のこと。
- 客の如く装い客の中に混ぜて置く仲間。弘前 的屋仲間。
- 香具師の方ではコツとも云っている。商売を一そう有利にするために、仲間を客に仕立てて、他の本当の客の購買心をあおるためのものである。〔香具師・不良〕
桜
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