核およびミサイル配備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:48 UTC 版)
詳細は「中華人民共和国の大量破壊兵器」、「中国の核実験」、および「中国人民解放軍ロケット軍#ミサイル発射基地」を参照 中国人民解放軍ロケット軍のミサイル発射基地については軍事機密のため公開されてこなかったが、1980年代に一部公開され、すべてではないが一定程度公開されている。 中国は核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイルDF-21とDF-3をはじめ日本を射程内に収めている。 元海上自衛隊第5航空群司令川村純彦は中国のミサイル約800基のうち約100基は日本を照準としていると発言している(2006年時点)。 また中国軍は台湾に照準を合わせたミサイルを2005年から2006年にかけて710基から790基に増強している。 以下、日本を射程内としているものとして推定される基地について記す。 中国の国防の観点からは、日本、韓国、台湾、フィリピン、およびそれら各地域の駐留アメリカ軍、およびアメリカ本土までを射程にいれている。 瀋陽基地(第51基地、96101部隊):遼寧省瀋陽。1990年代初めに吉林省通化から移転。東風3号、東風21号を装備。 第806導弾旅(96111部隊):陝西省韓城 : 標的:アメリカ。東風31号を配備。 第810導弾旅(96113部隊):大連金州 : 標的 : 日本、韓国。東風3号配備。 第816導弾旅(96115部隊):吉林省通化 : 標的 : 日本。DF東風15を配備。 第822導弾旅(96117部隊):山東省萊蕪 : 標的 : 日本。2000年に編成、東風21号配備。 皖南基地(第52基地、96151部隊):安徽省稽嶺山。東風3号、東風21号、東風15号、東風11号、東風18号を装備 第807導弾旅(96161部隊):安徽省池州 : 標的 : 台湾。東風21号配備。 第811導弾旅(96163部隊):安徽省祁門 : 標的 : 台湾 第815導弾旅(96165部隊):江西省楽平 : 標的 : 台湾 第817導弾旅(96167部隊):福建省永安 : 標的 : 台湾 第818導弾旅(96169部隊):広東省梅州 : 標的 : 台湾 第819導弾旅(96162部隊):江西省贛州 : 標的 : 台湾 第820導弾旅(96164部隊):浙江省金華 : 標的 : 台湾 第801導弾旅(96261部隊):河南省霊宝 : 標的:アメリカ 第804導弾旅(96263部隊):河南省欒川 : 標的:アメリカ 第813導弾旅(96265部隊):河南省南陽 : 標的:アメリカ 湘西基地(第55基地、96301部隊):湖南省懐化。東風4号、東風5号を装備。東風31号? 第803導弾旅(96311部隊):湖南省靖州 : 標的:アメリカ 第805導弾旅(96313部隊):湖南省通道 : 標的:アメリカ 第814導弾旅(96315部隊):湖南省会同 : 標的:アメリカ 第824導弾旅(96317部隊):湖南省洞口 : 標的:日本、台湾 ? 湖南宜春新営区 : 標的:日本、台湾。
※この「核およびミサイル配備」の解説は、「中国脅威論」の解説の一部です。
「核およびミサイル配備」を含む「中国脅威論」の記事については、「中国脅威論」の概要を参照ください。
- 核およびミサイル配備のページへのリンク