栗生隧道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 01:43 UTC 版)
栗生隧道(くりゅうずいどう)あるいは栗生トンネルは群馬県沼田市にあるトンネル。栗生峠の下を貫き、沼田市白沢町(旧白沢村)と沼田市利根町(旧東村)を結ぶ。 最初の栗生隧道は延長327.67メートル、幅員3.75メートルの素掘り(一部コンクリート巻立て)のトンネルで、1920年(大正9年)に完成した。当時、同型式のトンネルとしては群馬県最大延長であった。工事1913年(大正2年)に着手されたが、第一次世界大戦の影響や事業者の変更(地元請負から群馬県営へ)、設計の変更といった要因が重なり難工事となった。群馬県知事らが出席した開通式には多くの見物客が集まったという。 現在の栗生トンネルは1992年(平成4年)から群馬県が実施した、民有林林道開設事業およびふるさと林道緊急整備事業の一環(県営林務事業)として改良されたもので、1996年(平成8年)3月に着工、1997年(平成9年)11月に完成した。延長332メートル、幅員7メートルの2車線道路で、利根 - 白沢 - 川場を結び、国道120号の迂回路という役割も担う。 西側に建つ若山牧水の歌碑、奥は栗生ダム 東側 東側に野積みされている石材
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