松風のみのり【ショウフウノミノリ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10781号 |
登録年月日 | 2002年 11月 14日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 松風のみのり よみ:ショウフウノミノリ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 加藤由博 | |
品種登録者の住所 | 長野県南佐久郡佐久町大字海瀬4727番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤由博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「深志の匠」に黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明黄色のやや大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は赤紫、強さは強、中空の程度はやや大、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、節間長は中である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さはやや短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花部の直径は極小、管状花数はかなり少、分布は散在、長さは極小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さは中、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明黄(JHS カラーチャート2506)、裏面の色は明黄(同2505)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らな円錐状、大きさは小、総ほうの大きさは中、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は晩である。「北陽」及び「深志の匠」と比較して、茎の色が赤紫であること、花弁の形が舟底弁であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に育成者の温室(長野県南佐久郡佐久町)において、「深志の匠」に黄色系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「松風のほまれ」であった。 |
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