東西の要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 13:53 UTC 版)
文法は西日本方言の特徴を多く持ちながら、なお東日本方言的特徴をも合わせ持っている。東日本方言の特徴として、ワ行五段動詞連用形の促音便が全域で用いられる。西日本方言の特徴として全域で否定「ん」、存在動詞「おる」、命令「よ」を用い、サ行イ音便がある。形容詞連用形のウ音便は西三河(矢作川)以西でみられる(例:高くなる→たこーなる、たかなる)。断定の「じゃ・や」は愛知県の北西部から岐阜県(南東部除く)にみられる。岐阜県飛騨・東濃ではアスペクトの区別がある。
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東西の要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 10:11 UTC 版)
「長野・山梨・静岡方言」の記事における「東西の要素」の解説
概ね東日本方言的特徴を有するが、岐阜県、愛知県に近い地域では西日本方言的特徴も多く認められる。東日本方言の特徴として、全地域で断定「だ」、ワ行四段動詞連用形の促音便、形容詞連用形ク接続が用いられる。西日本方言の特徴として長野県南信方言、山梨県国中方言、静岡県遠州方言で否定「ん」を用い、南信方言と新居方言では存在動詞「おる」、飯田方言と遠州方言及び駿西方言で命令「よ」を用いる。また、南信方言と諏訪上伊那北部方言、静岡県方言にはサ行イ音便があり、木曽方言では進行相と完了相の区別がある。その他の地域は東日本要素の否定「ない」、存在動詞「いる」、命令「ろ」であり、サ行イ音便及び進行相・完了相の区別はない。
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