東大寺大勧進僧行勇自筆書状〈九月十六日/年預五師宛〉
主名称: | 東大寺大勧進僧行勇自筆書状〈九月十六日/年預五師宛〉 |
指定番号: | 83 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1982.06.05(昭和57.06.05) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 古文書 |
ト書: | |
員数: | 1幅 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 東大寺第三代の大勧進職にあった退耕行勇(一一六三~一二四一)の自筆書状で、鎮守八幡宮社壇移転の次第を奏聞に及ぶべきか否かを、東大寺衆徒の評定によって取決めてくれるよう、年預五師に依頼したものである。年紀はないが、内容によって嘉禎三年(一二三七)の文書と判明し、行勇晩年の筆跡を伝えている。行勇書状は『民経記』紙背文書、『宝簡集』等にその存在が知られるが、いずれも権律師の位署を据えたもので、本文書のごとく、東大寺大勧進名で発給されたものは他に類例なく、内容も東大寺鎮守八幡宮移転の経過を明らかにして、建築史上にも注目される。 |
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