東ヨーロッパ平原
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東ヨーロッパ平原(ひがしヨーロッパへいげん、英: East European Plain)は、ヨーロッパ東部に広がる平原地帯。ヴォルガ川やドニプロ川などの大河の形成する盆地の連なりから構成される。山が見られない地域としてヨーロッパでも最大で、西に広がる北ヨーロッパ平野とあわせてヨーロッパ平原をなす。東ヨーロッパ平原の面積は約400万平方キロメートルで、平均標高170m。最高標高地点はヴァルダイ丘陵で346.9mである。
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東ヨーロッパ平原
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中生代から新生代にかけて堆積した地層が侵食されたその地質的特徴から「ロシア卓状地」とも呼ばれるこの平原は、北はバレンツ海、東はウラル山脈、南はコーカサス山脈と黒海、西はカルパティア山脈に囲まれた、ヨーロッパ最大の平原である。ここにはヴァルダイ丘陵や中央ロシア高地といった丘陵地帯も含まれるものの、最高地点は350メートルほどである。平原内にはドン川やドニエプル川などの大河川も流れており、特にヨーロッパ最長のヴォルガ川はロシアの大河川のなかでは珍しく南流する。平原北部は更新世の氷期に侵食を受けたが、最終氷期の氷河作用はそこで止まったとされる。
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