考古学上のヴェシ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/31 15:33 UTC 版)
考古学者は通常、5-6世紀までの東ヨーロッパ平原北部に存在していたヂヤコブスク文化(ru)の史跡と、ヴェシ族・メリャ族とを関連づけている。 また、9-13世紀のラドガ周辺のオヤチ川(ru)などの河川の流域 のクルガンと、ヴェシ族との関連が度々考察されている。クルガンとヴェシ族との相関関係の論証は、オヤチ川の名前の研究により、この地域の地名がヴェプス語によって名づけられたとする説に基づいている。クルガンは直径5-12m、高さ0.6-3mの、丸みのある漏斗形をしている。内部はかまどや調理器具などの配置によって住居を再現し、死後の世界と現世を一貫性のあるものとしてとらえている。また、火葬した遺体と共に、スカンディナヴィア起源の物品がいくつか発見されている。
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