東に関する項目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:42 UTC 版)
「東」という漢字の解字は、説文解字など伝統的な解釈では、木の間から日が出る様子を示した会意文字とされてきたが、近年の金石学以降の研究においては、上下を縛った袋に棒を通した形とされ、袋から棒が突き抜けるように、日が地平線から突き出る様を表したものという解釈が有力になっている。 日が昇る方位である点から、東は「成長」「繁盛」に例えられる事がある。部屋の間取りでも、東向きは南向きと列んで好まれる。 また同じく日の出の方位から「生」または「復活」を象徴し、西(日没)の象徴「死」と対照で用いられることが多い。死と再生の神も参照。 色では、東は緑で表される事が多い。例えば、相撲の土俵では、東には緑の房を付ける。五行思想でも、東は緑で表され、東の守護神は青竜(green dragon)である。 高速道路の名前の後にある文字。京都東インターチェンジなど。 鉄道の駅名では名前の後に方位を付けるのは少数派(堺東駅、中野東駅など)で、ほとんどは名前の前に付ける(東浦和駅、東静岡駅など)。 日本の皇室では、皇居の東側に居所を置く習慣があった事から、皇太子を「東宮」という。 麻雀牌の字牌に「東」がある。読みは「ひがし」または「トン」。 世界初の宇宙での有人飛行を成功させた旧ソ連の宇宙船、「ヴォストーク(露・восток)」の原義は「東」である。 大相撲の番付で同地位では、東が西より格上である。 東から吹く風は古語では「東風(こち)」。菅原道真「東風吹かば にほひおこせよ〜」 名字にも多く使われ「あずま」「ひがし」と読まれる。
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