条約採択を目ざす交渉の経過とは? わかりやすく解説

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条約採択を目ざす交渉の経過

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 04:09 UTC 版)

兵器用核分裂性物質生産禁止条約」の記事における「条約採択を目ざす交渉の経過」の解説

1993年アメリカ合衆国政府提案し1993年国連総会において条約制定のための多国間交渉を行うことが決議され交渉ジュネーブ軍縮会議で行うと決定された。 1995年ジュネーブ軍縮会議交渉委任案が採択され委員会設置されたが、交渉方法に関する合意成り立たず交渉開始されなかった。 2000年核拡散防止条約運用検討会議において、ジュネーブ軍縮会議対し兵器用核分裂性物質生産禁止条約交渉直ち開始し5年以内条約採択目ざすことが奨励されたが、中華人民共和国政府兵器用核分裂性物質生産禁止条約交渉宇宙空間における軍備競争の防止PAROS)の交渉同時に行うことを主張しアメリカ合衆国政府兵器用核分裂性物質生産禁止条約交渉宇宙空間における軍備競争の防止PAROS)の交渉同時に行うことに反対し、交渉方法に関する米中主張対立により、兵器用核分裂性物質生産禁止条約制定のための交渉開始されなかった。 2003年8月に、日本政府ジュネーブ軍縮会議に対して兵器用核分裂性物質生産禁止条約対象範囲検証方法検証必要な技術条約制定必要な国際組織法律に関する提案をした。 2006年5月ジュネーブ軍縮会議議長国提案により、兵器用核分裂性物質生産禁止条約についての検討交渉が行われた。この検討交渉において、アメリカ合衆国政府条約案と交渉方法提出した2006年5月に、日本政府ジュネーブ軍縮会議に対して規制対象にする兵器核分裂性物質の定義に関する論点整理兵器用核分裂性物質生産禁止条約対象範囲検証基準に関する提案をした。 2009年5月兵器用核分裂性物質生産禁止条約制定するための交渉をすることおよび交渉計画案アルジェリア政府から提案され採択された。

※この「条約採択を目ざす交渉の経過」の解説は、「兵器用核分裂性物質生産禁止条約」の解説の一部です。
「条約採択を目ざす交渉の経過」を含む「兵器用核分裂性物質生産禁止条約」の記事については、「兵器用核分裂性物質生産禁止条約」の概要を参照ください。

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