条文の整理統合、記述の簡素化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:11 UTC 版)
「日本共産党第22回大会」の記事における「条文の整理統合、記述の簡素化」の解説
党員の入党や離党の手続き、推薦や判断の基準において事細かに記述されていたり、記述が冗長で理解しにくかった部分を整理した。 党員の権利と義務は、旧規約では2条に分かれ、権利7項目、義務8項目が記載されていた(第2条、3条)。これを1つの条文に統合し、権利義務合わせて10項目とした。また、規約記載の権利義務から外れたものの重要な努力目標となる4項目について、『4つの大切』として達成を呼びかけることにした。 旧規約では他党からの移籍者を受け入れる場合、「推薦者となる党員2名のうち1名は3年以上の党歴が必要、なおかつ都道府県委員会の承認を受けること。移籍希望者が前の政党で幹部だった場合は推薦者のうち1人が党歴5年以上のベテランで中央委員会の承認が必要」(第6条)と厳格な記述がなされていたが、「他党の党員であった経歴をもつ人を入党させる場合には都道府県委員会または中央委員会の承認をうける」(第7条)とされ、推薦者となる党員の資格制限はなくなった。 「推薦者は新入党希望者の資格や経歴を組織に説明し責任を負う。また指導により新入党者の党員としての自覚と決意を固めさせる」(第7条)とした部分については削除された。上下関係など階級・革命政党色の強い表現を見直し、大衆政党としての変化を象徴するものと受け止められた。 「大衆政党#日本での現状」および「階級政党#日本での現状」も参照
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