本館と展示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:06 UTC 版)
日本民藝館は広大な駒場公園(前田侯爵邸跡)に隣接し、付近は東京大学駒場キャンパス、日本近代文学館、旧前田侯爵邸などが所在する文教地区であるが、開館当時は水田と竹やぶに囲まれた東京の郊外であった[要出典]。日本民藝館本館は、木造2階建瓦葺きの蔵造り風建築で、1階部分の外壁には大谷石を貼り、2階部分は白壁とする[要出典]。木造の本館の背後には鉄筋コンクリート造の新館(1983年竣工)が建つが、本館と新館は内部で連絡しており、一体となった内部空間を形成している[要出典]。 本館内部は1・2階とも、中央の階段ホールをはさんで左右に2部屋ずつ、計8部屋がある[要出典]。このうち1階左手前の1室はミュージアムショップで、出版物や新作民芸品の売店として使われ、他の7室が展示室となっている[要出典]。2階奥の新館部分(鉄筋コンクリート造)には、天井の高い特別展示室が設けられ、年数回開催される企画展示の会場となっている[要出典]。 観覧者は本館入口で靴をスリッパに履き替えて入館する[要出典]。館内は1階ホール部分が大谷石敷き、その他は板敷きの床となっており、採光には紙障子が使われ、陳列ケースも木製のものを用いるなど、純和風のインテリアになっている[要出典]。展示品の名称は小さな板に手書き文字で書かれ、題名以外の解説的な文章は一切添えられていない。これは、知識の前にまず無心に物と向かい合うべきだという柳の信条に基づくものである。
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