本物クレヨン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 01:21 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (ほ)」の記事における「本物クレヨン」の解説
本物クレヨン(ほんものクレヨン)は、「本物クレヨン」(てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもんカラー作品集』第5巻に収録)に登場する。 1本で12色描けるクレヨン(10色ボールペンのようなもの)。これで紙に絵を描くと、その絵が紙から飛び出して本物と同じように動く。食べ物を書くと下手に描いた場合はまずいものになる。人間を描いた場合は自分の意思を持ってしゃべったりもする。専用の消しゴム(後述)で消すことができる。 道具の名前は不明だが、「ふしぎなお絵かき」(単行本未収録 「絵・芸術がテーマのまんがセレクション ドラえもん ART! SPECIAL」に収録)に登場する紙は、通常のクレヨンで描いた絵を紙を振ると飛び出すという本物クレヨンに近い機能を持っている。 本物クレヨンで出したもの 絵描き ドラえもんがのび太に絵を教えさせるため描いた人物。性格は意地汚くて自分勝手で、ドラえもんたちに高圧的な態度を取っている。勝手に妻や子供を描いて家族を作り、更にはドラえもんたちが住む家を乗っ取ろうと画策して家族総出でドラえもん達を追い出そうとしたが、争いの末に専用の消しゴム(後述)によって消去された。アニメ版では、自分たちを撃退しようとのび太が描いたライオンの下手さに呆れ、見本のためちゃんとしたライオンを描くも、直後に自らが描いたライオンによって襲われてしまうという結果になった。 食べ物 のび太や絵描きが出した食料。絵を教える代わりに、絵描きが食べ物を要求したため、初めはのび太がドーナッツを描いたが、その絵が下手なため不味いと酷評され、その後は絵描き自身がケーキやたいやきや天丼などを描いて出した。 女性 玉子を見た絵描きが「もっといいママを出してやる」と言って出した女性。絵描きの取り決めで妻になった後、家を乗っ取るためドラえもん達を追い出そうとするも、専用の消しゴムによって消去された。 子供 のび太たちに文句を言われたため絵描きが代わりに出した子供。絵描きの取り決めで息子になった後、家を乗っ取るためドラえもん達を追い出そうとするも、専用の消しゴムによって消去された。 ライオン 本物クレヨンを拾ったスネ夫(アニメ版ではのび太の下手さに呆れた絵描き)が落書きで出したライオン。スネ夫の場合は彼を追い掛け回し、絵描きの場合は彼を襲った。 本物消しゴム(ほんものけしゴム) 「本物クレヨン」(てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもんカラー作品集』第5巻に収録)に登場する。 「本物クレヨン」で描いたものを消すための消しゴム。
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