本尊・みかえり阿弥陀とは? わかりやすく解説

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本尊・みかえり阿弥陀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:48 UTC 版)

禅林寺 (京都市)」の記事における「本尊・みかえり阿弥陀」の解説

重要文化財禅林寺本尊阿弥陀如来立像は「みかえり阿弥陀」の通称知られる頭部を左(向かって右)に向けた特異な姿の像である。像高77.6センチと、三尺像形式の中では小さい方である。かつては鎌倉時代の作とされたこともあったが、作風構造等特色から、平安時代末期12世紀後半の作と見るのが妥当である。左方を向くという特殊な姿勢によって、像体の正面から見るとほとんど真横向いてしまうため、頭部右側をやや大きく左側小さくする事で頭部印象損なわれないよう工夫払っている。この種の「みかえり阿弥陀」の作例は、日本では本像が最も古いが、中国には北宋時代遡る例があり(四川省安岳円覚16号窟)、鎌倉時代以降には山形県堂森善光寺像など若干作例知られている。また本像は予め知らない気づかないほど僅かだが、左足膝を軽く曲げ足先も少し前へ踏み出した歩行所作をしており、初期阿弥陀行像としても重要である。これらの「見返り」と「歩行」の動作は、来迎時に浄土へ戻る際、往生者を見守るために振り返るのだと考えられる1999年重要文化財指定

※この「本尊・みかえり阿弥陀」の解説は、「禅林寺 (京都市)」の解説の一部です。
「本尊・みかえり阿弥陀」を含む「禅林寺 (京都市)」の記事については、「禅林寺 (京都市)」の概要を参照ください。

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