木造〈持国天/増長天〉眷属立像
| 主名称: | 木造〈持国天/増長天〉眷属立像 | 
| 指定番号: | 3301 | 
| 枝番: | 00 | 
| 指定年月日: | 1975.06.12(昭和50.06.12) | 
| 国宝重文区分: | 重要文化財 | 
| 部門・種別: | 彫刻 | 
| ト書: | 各の岩座裏に大仏師康円作の銘がある | 
| 員数: | 2躯 | 
| 時代区分: | 鎌倉 | 
| 年代: | 1267 | 
| 検索年代: | |
| 解説文: | これら三躯の四天王眷属像は、既指定の静嘉堂所蔵の一躯(重文)と共に一具をなすもので、各像の岩屋裏に書かれた銘によって、これらが文永四年(一二六七)に内山永久寺真言堂に安置するために、運慶の孫といわれる仏師康円によって造られたことがわかる。 龍王などの異類である眷属の姿は、図像などにみることができるが、彫刻としては、現存唯一の異例といってよい。それぞれ表情・髪形・服制などに変化・対照が意図されており、彩色もこれに合わせて色調・文様を措き分けて、一具の群像としての工夫がこらされ、そこには当代の代表的作家康円の秀れた技巧がうかがわれるが、全体に工芸的な趣致にまさるのは、小品のゆえばかりでなく、鎌倉後期彫刻の一面を示すものでもあろう。 | 
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