木造千手観音立像及び木心乾漆千手観音立像 - 重要文化財とは? わかりやすく解説

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木造千手観音立像及び木心乾漆千手観音立像 - 重要文化財

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 10:10 UTC 版)

道成寺」の記事における「木造千手観音立像及び木心乾漆千手観音立像 - 重要文化財」の解説

前記国宝千手観音像の背後北向き安置されていた、秘仏千手観音像とその胎内仏である。木造千手観音像は長年秘仏とされていたが、前述本堂解体修理に際して像を移動した際、像内に破損激し木心乾漆千手観音像が納められているのが発見された。木造千手観音像は像高299.8センチ南向き本尊と同様、44手を有する。現・本堂建立同時期の南北朝時代作品推定される抑揚のない円筒状のプロポーション造られ、像内に胎内仏納めることを想定して造られた鞘仏(さやぼとけ)である。胎内仏木心乾漆千手観音立像発見時に破損甚大で、面部含め、像の前半部はほとんど朽損していたが、背面頭部から背、腰にかけては比較的当初の造形残っており、作風から奈良時代の作と推定される。この像に属していた脇手残片多数が像とともに発見された。また、寺内別途保管されていた手首、腕等も本像に属するものと確認された。この木心乾漆像はその後、顔などの欠失部分補って復元され本堂安置されている。復元後の像高236.0センチ。鞘仏、胎内仏ともに1989年重要文化財指定された。

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