朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実とは? わかりやすく解説

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朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/03 09:57 UTC 版)

朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実
著者 水間政憲
発行日 2010年(平成22年)7月31日
発行元 徳間書店
日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 287
コード ISBN 978-4-19-862990-8
  

朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実 - 韓国が主張する「七奪」は日本の「七恩」だった』(あさひしんぶんがほうどうした「にっかんへいごう」のしんじつ - かんこくがしゅちょうする「しちだつ」はにほんの「しちおん」だった)は、日本統治時代の朝鮮について『大阪朝日新聞・朝鮮版』に掲載された記事の影印を集めた書籍である。

2009年平成21年)から雑誌SAPIO』に不定期に掲載された記事が元になっている。掲載後に西尾幹二が「一冊にまとめる必要がある」と助言し、徳間書店の力石幸一出版局長の協力により出版された[1]。『大阪朝日新聞・朝鮮版』は国立国会図書館に所蔵されている朝日新聞地方版のマイクロフィルムの中から発見されたものを使用している[2]

目次

構成

  1. 第一章 近代化が進展した「大日本帝国下の朝鮮半島
  2. 第二章 「創氏改名」はどう報道されたのか
  3. 第三章 戦前戦後で矛盾する「慰安婦」報道
  4. 第四章 新史料発掘! 「朝鮮人業者」強制連行の動かぬ証拠
  5. 第五章 「強制連行」どころか、密航までして日本を目指した朝鮮人
  6. 第六章 「言葉を奪った」どころか、ハングルを広め、教えたのは日本
  7. 第七章 朝鮮女性の人権を守ったのは日本だった
  8. 第八章 朝鮮人たちは日本軍志願兵募集に殺到した
  9. 第九章 朝鮮農民の土地、地位、財産を守り育てた“日帝”の功績
  10. 第十章 やっぱりあった!「竹島は日本領」を示す韓国の古地図
  11. 第十一章 朝鮮文化と文化史を守った総督府
  12. 第十二章 「張作霖爆殺」で始まった奇妙な報道
  13. 第十三章 「写真展」と「自慢話」で埋まった満州事変報道
  14. 第十四章 半島の緑化に努めた日本人の美意識

内容

各章で記事の影印を数点から十数点収録し、影印から起こした文章とその文章の解説を本文にしている。ほとんどの記事が1915年大正4年)から1945年(昭和20年)までに発行された『大阪朝日新聞・朝鮮版』からのものである。第四章では『東亜日報』の記事も掲載している[3]。また、第五章では戦後の『朝日新聞』1959年(昭和34年)7月13日付けの記事も掲載している[4]。第五章の本文では、吉田茂マッカーサーに宛てた書簡[5]や、1955年(昭和30年)6月18日の国会で審議した議事録[6]も収録している。第十章では国立国会図書館関西館(京都)に所蔵されている『大韓地誌』の影印も掲載している[7]。ただし、竹島の西にある韓国領の鬱陵島が含まれている『大韓地誌』の第十二編「江原道」の地図だけが、なぜか紛失しているため、その代わりに著者が独自に入手した『大韓地誌』の復刻版の地図を掲載している[8]。第十章の本文資料には、『朝鮮常識問答』(崔南善著)からの資料[9]や、ラスク書簡の原文[10]、米国の公文書集『Foreign Relations of the United States 1951』からの資料[11]も掲載している。

全編を通し、韓国北朝鮮が主張する七奪韓国併合により、日本が韓国から奪った7つのもの)の主張は、逆に「七恩」だったという反論が記されている。

書誌情報

  • 水間政憲「[真犯人]新史料発掘! 当時の朝鮮紙が報道していた極悪「朝鮮人業者」強制連行の動かぬ証拠」、『SAPIO』2007/05/09日号、小学館、2007年5月、pp. 23-25。
  • 水間政憲「【発掘スクープ】幻の一級史料「朝日新聞・朝鮮版」が報じていた「大日本帝国下の朝鮮半島」近代化の真実」、『SAPIO』2007/11/14日号、小学館、2007年11月、pp. 108-110。
  • 水間政憲「【発掘スクープ】謎の外国人が神保町の古書店で極東の「古地図」を買い漁っている」、『SAPIO』2008/09/24日秋の特大号、小学館、2008年9月、pp. 91-93。
  • 水間政憲「【不連続新連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第一弾 「創氏改名」はどう報道されたか」、『SAPIO』2009/04/08日号、小学館、2009年4月、pp. 91-93。
  • 水間政憲「【不連続連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第二弾 「慰安婦」報道=戦前・戦後の大矛盾」、『SAPIO』2009/04/22日号、小学館、2009年4月、pp. 92-94。
  • 水間政憲「【不連続連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第三弾 「強制連行」どころか、朝鮮人は密航までして日本を目指した」、『SAPIO』2009/06/03日号、小学館、2009年6月、pp. 30-32。
  • 水間政憲「【不連続連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第四弾 「言葉を奪った」どころか、ハングルを広め、教えたのは日本だった」、『SAPIO』2009/06/24日号、小学館、2009年6月、pp. 28-30。
  • 水間政憲「【不連続連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第五弾 朝鮮女性の人権を守ったのは日本だった」、『SAPIO』2009/08/05日号、小学館、2009年8月、pp. 39-41。
  • 水間政憲「【不連続連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第六弾 朝鮮人たちは日本軍志願兵募集に殺到した」、『SAPIO』2009/09/09日号、小学館、2009年9月、pp. 35-37。
  • 水間政憲「【不定期連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第七弾 朝鮮農民の土地、地位、財産を守り育てた“日帝”の功績」、『SAPIO』2009/11/11日大増ページ紅葉特大号、小学館、2009年11月、pp. 84-86。
  • 水間政憲「【不定期連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第八弾 朝鮮文化と文化史を守った総督府」、『SAPIO』2009/12/16日号、小学館、2009年12月、pp. 83-85。
  • 水間政憲「【不定期連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第九弾 「張作霖爆殺」で始まった奇妙な報道」、『SAPIO』2010/05/12日号、小学館、2010年5月、pp. 37-39。
  • 水間政憲「【不連続連載】『朝日新聞〈朝鮮版〉の研究』 第十弾 「写真展」と「自慢話」で埋まった満州事変報道」、『SAPIO』2010/05/26日号、小学館、2010年5月、pp. 38-40。

脚注

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  1. ^ 水間(2010), p.286
  2. ^ 水間(2010), pp.6-7
  3. ^ 水間(2010), pp.59-63
  4. ^ 水間(2010), p.73
  5. ^ 水間(2010), pp.85-88
  6. ^ 水間(2010), pp.90-138
  7. ^ 水間(2010), p.213
  8. ^ 水間(2010), p.215
  9. ^ 水間(2010), p.222
  10. ^ 水間(2010), pp.223-226
  11. ^ 水間(2010), pp.227-229

外部リンク

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