有害図書指定問題とは? わかりやすく解説

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有害図書指定問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 06:34 UTC 版)

完全自殺マニュアル」の記事における「有害図書指定問題」の解説

1993年発行から、ブーム一段落するまでの長期間わたって書店店頭での立ち読み購入公立図書館でも開架図書にて未成年者含め誰でも閲覧貸し借り出来る状態だった。1997年以降群馬県から始まった有害図書指定は、ほぼ同時期に強まった投稿写真雑誌等への規制と同様、いわゆる有害情報」に対す青少年保護育成条例規制強化反映したのだった太田出版対抗措置として「18歳未満の方の購入ご遠慮願いますと書かれた帯を付け、(特に未成年者に)立ち読みさせない様、ビニールパックをして販売する事となった。 東京都青少年の健全な育成に関する条例では、第8条1項にて「販売され若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧供されている図書類又は映画等で、その内容が、青少年対し…(中略著しく自殺若しくは犯罪誘発し青少年健全な成長阻害するおそれがあるもの」と定義されているが、東京都において『完全自殺マニュアル』は不健全図書指定されていない有害図書指定広がるきっかけとなった事件・出来事は特になく、本書主たる原因とされる自殺事例未だになく[要出典]、自殺対策基本法に基づき発行され平成19年度2007年度)の『自殺対策白書でも、自殺者増加要因として「金融機関経営状態悪化により、中小企業貸し渋り・貸し剥がし遭い自殺者増加させる一因となった」と、経済問題だったことが記述されている。

※この「有害図書指定問題」の解説は、「完全自殺マニュアル」の解説の一部です。
「有害図書指定問題」を含む「完全自殺マニュアル」の記事については、「完全自殺マニュアル」の概要を参照ください。

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