暫定政権の混迷
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「2014年リビア内戦」の記事における「暫定政権の混迷」の解説
2012年7月7日、60年ぶりに行われた国民全体会議選挙(定数200)で、120議席が無所属に、80議席が政党に配分された。国民勢力連合が39議席、ムスリム同胞団系の公正建設党が17議席、残りの議席は各中小政党が獲得。国民評議会は同年8月8日に権限を全体国民会議に移譲し解散した。以後、選挙によって選ばれた議員で構成された議会に承認された内閣が行政権を継承し、そしてこの議会が制憲議会としてリビアの新憲法を制定し、1年以内の正式政府発足を目指して統治機構を調えることとなる。 9月11日、米領事館襲撃事件が発生、J・クリストファー・スティーブンス大使はじめ関係者4人が死亡。 9月12日、リビア全体国民会議は、ムスタファー・アブーシャーグールを首相に指名したが期限内に組閣を果たせず、首相不信任案を可決し解任した。リビア国民評議会時代の暫定首相であるアブドッラヒーム・アル=キーブが引き続き暫定政権を率いた。10月14日、国民議会は元外交官のアリー・ゼイダーンを首相に選出した。 内戦終了後、旧カダフィ政権支持の緑のレジスタンスが活動開始。ミスラタ刑務所を襲撃し145人の守衛を殺害。
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