暫定政府とイスラム法廷勢力との間の停戦協定
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「ソマリア内戦」の記事における「暫定政府とイスラム法廷勢力との間の停戦協定」の解説
詳細は「w:War in Somalia (2009–present)」を参照 イスラム法廷会議を押さえ込んだ暫定政府は、2007年7月に国民和解会議を開催。国内の有力者の取りまとめをはかる一方、法廷会議の残存勢力からなるソマリア再解放同盟(英語版)(ARS)に対しても和解交渉を進め、2008年8月には停戦協定が成立させるなど、徐々にではあるが国内の安定化が進展している。2008年12月29日、暫定政府内の対立からユスフが大統領を辞任した。当面の後任大統領には暫定議会議長のアダン・モハメド・ヌール・マドベが就任した。 2009年1月31日、暫定政府が拠点を置く隣国ジブチにおいて開催されたソマリア国会で大統領選挙がおこなわれた。その結果、ソマリア再解放同盟の指導者で穏健派のシェイフ・シャリーフ・シェイフ・アフマドが、ヌール・アッデ・ハッサン・フセイン前首相らを破って新大統領に選出された。アフメド新大統領は2月20日にはオマル・アブディラシッド・アリー・シェルマルケを首相に任命し、新しい暫定政府を発足させた。アフメド新大統領は反政府勢力が主張するイスラーム法(シャリア)施行の要求を一部受け入れるなど、国内各勢力の和解に向けて動き出している。
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