暫定攻撃ヘリの採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:13 UTC 版)
「AH-1 コブラ」の記事における「暫定攻撃ヘリの採用」の解説
1965年、アメリカ陸軍は現用ヘリコプターで攻撃ヘリコプターに転換可能な機種を検討するための委員会を設置する。そして委員会は以下の5種を選出する。 モデル209(ベル社) ACH-47(ボーイング社) S-61A(シコルスキー・エアクラフト社) UH-2(カマン社) モデル16H(パイアセッキ社) そして「モデル209」「S-61A」「UH-2」の3機種まで絞られ、1965年末よりエドワーズ空軍基地で2ヵ月間の実機テストが行われた結果、「モデル209」が暫定攻撃ヘリコプターに選出されたのである[要出典]。 モデル209にはAH-1G ヒューイコブラ という制式名称が与えられた。1966年4月に試作機(プロトタイプ)2機に続き、量産機100機の発注がなされた。そして1967年の9月には実戦に投入されている。 一方、本命であったAAFSS計画は、AH-56の技術面・コスト面の問題を解決する事ができず、構想の大幅な見直しなどが重なったことからキャンセルされてしまった。よってAH-1に主力攻撃ヘリの座を譲る事となり、今日に至る。また、このキャンセルによって暫定攻撃ヘリコプターという呼び名も使用されなくなる。
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