暗号に使われた薩隅方言とは? わかりやすく解説

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暗号に使われた薩隅方言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:32 UTC 版)

薩隅方言」の記事における「暗号に使われた薩隅方言」の解説

第二次世界大戦中1943年ドイツから日本寄贈された2隻の潜水艦のうちの1隻、U-511には軍事代表委員野村直邦中将便乗することになっていた。当時日本の外務省と在独大使館間の情報交換は、乱数表用いた暗号電報使用していた。ところが、戦況の悪化に伴い使用困難になった。そこで、重大機密事項である潜水艦U-511出航に関する情報交換採用した暗号が「早口薩隅方言」だった。 薩摩出身である東京外務省本省ベルリン駐独日本大使職員出航前後十数回、堂々と国際電話使って話を伝えたアメリカ海軍情報局当然のことながらこの通話盗聴しさまざまな方法暗号解読努めたものの、最初はどの国の言語かも判読できなかった。世界中部族言語まで調べた挙句鹿児島県加治木町(現・姶良市出身日系二世伊丹明の手により、ようやく薩隅方言だと特定され会話内容解読できたのは録音から2か月後の事だった。 なお、NHK大河ドラマ山河燃ゆでも、ユダヤ人科学者原子爆弾作るという情報薩隅方言話した内容傍受され、声の主が恩人だとわかった主人公義理職務のはざまで苦悩しつつ英訳するシーン描かれている。

※この「暗号に使われた薩隅方言」の解説は、「薩隅方言」の解説の一部です。
「暗号に使われた薩隅方言」を含む「薩隅方言」の記事については、「薩隅方言」の概要を参照ください。

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