時代区分の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 05:56 UTC 版)
時代区分の起源は古にまで遡ることができ、その始まりは古代ギリシアや聖書などといった西洋の伝統にある。ウェルギリウスは遠い過去の黄金時代や歴史の循環について言及しているし、聖書では天地創造から世界の終焉までの物語を概説している。中世に広く用いられた聖書に由来する時代区分の枠組みの一つに、パウロによる神学的な時代区分がある。それは3つに時代を区分するものであり、一つ目がモーセ以前の時代(自然による統治)、二つ目がモーセの律法下の時代(法による統治)、そして三つ目がキリストの時代である(恩寵による統治)。しかし、中世に最も広く議論された時代区分の枠組みは歴史を6つに分ける枠組みであるかもしれない。それにおいては、アダムとイヴの時代から現在に至るまでが数千年単位で分割され、現在(中世)こそが6番目の時代であり、なおかつ最後の時代であると唱えられた。
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