昭和期以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:46 UTC 版)
第20代・河野百錬は、昭和29年(1954年)に全日本居合道連盟を結成した。次いで昭和31年(1956年)、全日本剣道連盟に居合道部が発足したため、大江の高弟であった政岡壹實、山本晴介とその弟子たちは全日本居合道連盟を抜け、こちらに加盟した。河野百錬の死後、全日本居合道連盟で第21代宗家の継承争いが起き、幾多の分派を生んだ。平成の現在は、全日本居合道連盟、全日本剣道連盟居合道部のほか、全日本居合道連盟から派生した大日本居合道連盟と日本居合道連盟、平成22年(2010年)に正統正流無雙直傳英信流居合道国際連盟が独立、発足した。現代武道の居合道と並行して広く普及しているが、それぞれに交流がほとんどなく、時を経るにつれ業の解釈に少なからず相異を生み、更に交流を妨げている傾向がある。また、組織に属さず独自に活動する人物も多い。現代武道では組織に属さない居合道/英信流修行者を異質と見て、その技術を低く評価する傾向にある。それを「大企業病」と同じように大きな組織の英信流の技を懐疑的に見る修行者も多い。
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