矢の堂奉賛会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 14:18 UTC 版)
昭和期以降義光山矢の堂の所有者であり、矢の堂の祭事等を取り仕切る「矢の堂奉賛会」は少なくとも太平洋戦争終戦の時点には、既に活動されていたことが文献上で確認でき、矢の堂の所在する小淵沢町尾根地区の住民で構成されている。 1996年(平成8年)の葺き替え作業後、20数年が経過し矢の堂の屋根を支える垂木などの劣化が激しくなり、腐朽が進んでしまったため、2019年(令和元年)より修復に向けた活動を始めた。奉賛会では地区住民からの寄付や自己資金、北杜市からの補助金など約900万円の事業費を確保し、翌2020年(令和2年)7月より茅葺きの葺き替え作業が始まった。作業は同県富士河口湖町の茅葺き職人が当たり、古い茅を取り除き新しい茅に葺き替え、腐朽した梁などが修復されている。地区の大切な文化財保護を通じて次世代へ地域の歴史や文化を引き継いでいきたいと奉賛会による保護活動が行われている。
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