春風高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:19 UTC 版)
舞台である春風高校は、東京都練馬区の桜台と羽沢の間にある架空の町・諌坂町(いささかちょう)に戦前から存在している私立高校という設定であり、実在はしない。同地域一帯は「なんの変哲もない、とても平均的に普通な、ありがちな東京の住宅街」であり、作品の主流を形成する雰囲気を成立させる要因の一つとなっている。諌坂町の所在は、2010年11月に小学館から発売された『ゆうきまさみ年代記』により、明らかにされた(春風高校校歌にも「環七陸橋跨いで眺む京王ビルから…」とある)。また、本編中では西武池袋線に「いささか(東京都練馬区諌坂)」という架空の駅が江古田駅と桜台駅の間に存在している。 春風高校が存在するとされた練馬区内に、実際の同名の高校は存在しないが、区内の光が丘には「春の風小学校」という区立小学校がある。また、茨城県かすみがうら市にはつくば国際大学東風高等学校(東風をはるかぜと読む)が存在するが、この高校が前校名から現校名に改名されたのは、当該項目作品の連載終了より後の時代である。 単行本第2巻で光画部の発行の雑誌「RanRam(乱々)」を各クラスに24部配布し、生徒会長選挙での投票数が966名であることから、各学年8クラス、クラス定員40名以上、全校生徒1,000名弱の学校規模であることが推測される。校長の夫人が理事長を務めている。作品登場人物である西園寺まりい・えりか姉妹の父親も理事の一人ではないかとする読解があるが、詳細は不明である。 作品内では、陸上短距離のインターハイ優勝経験者がいたり、中学野球で全国制覇を果たした曲垣が甲子園出場を目指して入学してくるなど、運動部の活動は活発なようであるが、実績は残せていないようである。それと並行して、光画部を始めとする様々な文化部が自由奔放に活動するリベラルな校風も持ち合わせている。
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