映画での銀残しとは? わかりやすく解説

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映画での銀残し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 13:50 UTC 版)

銀残し」の記事における「映画での銀残し」の解説

この作業により映像暗部が非常に暗くなり、画面コントラスト強くなるので、引き締まった映像になる。また、彩度の低い渋い色にもなる。 1960年日本映画おとうと』(市川崑監督作品)で、初め実用化された。 日本生まれた技術だが、世界中で使われている。大映社員カメラマン宮川一夫1960年に『おとうと』の撮影担当した際、物語時代設定である大正雰囲気を出すため、フィルム発色部分の銀を残す独特の技法として生み出し完成させた。具体的には、撮影段階白黒映画のように少しコントラスト強めにし、色温度を測って発色予測計算した上で、その色を出来るだけ抑えるようにするが、その際ライティングも、色味部分を飛ばすか陰にするなどメリハリをつける。次に現像段階では現像液フィルムから全部洗い落とさず水銀[疑問点ノート]を残したままポジ焼きネガ通常カラーで、ポジ一本ずつシルバー・カラーで焼くというものである同様の手法アメリカ映画にも古くからあり、『セブン』や『1984』『プライベート・ライアン『デリカテッセン』などで用いられた。

※この「映画での銀残し」の解説は、「銀残し」の解説の一部です。
「映画での銀残し」を含む「銀残し」の記事については、「銀残し」の概要を参照ください。

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