明神の武勲とは? わかりやすく解説

明神の武勲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 12:55 UTC 版)

タケミナカタ」の記事における「明神の武勲」の解説

『梁塵秘抄』平安末期成立)に「関より東の軍神鹿島香取諏訪の宮」とあるように、中世以降になると諏訪社社家武士とともに諏訪明神軍神として信仰されるようになり、その武功を語る説話広まった『源平盛衰記』諏方大明神画詞』等によると、天照大神遣わされ諏訪明神住吉明神神功皇后三韓征伐協力した諏訪明神坂上田村麻呂による蝦夷征討安倍高丸追討)に参加したという伝承も、『画詞』のほか『神道集』や『信重解状』等に見られ諏訪社御射山祭または流鏑馬由来として語られている。 更に、源平合戦の際に大祝がどちらに味方する考えていたところ、諏訪明神が夢で手にしていた梶の葉軍配白旗源氏)のある方向へと振り下ろしたため、諏訪武士集団源頼朝加勢したという伝承もあり、諏訪上社・下社大祝家が用いる「梶の葉」の家紋起源となっている。この内乱に功を立てた諏訪武士団頼朝から取り立てられるようになり、諏訪明神鎌倉幕府武家衆から篤く崇敬された。 元寇の際には神風起こしたとする伝承、または鎌倉後期起こった安藤氏の乱の際には龍に乗って反乱鎮定し伝承もある。

※この「明神の武勲」の解説は、「タケミナカタ」の解説の一部です。
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